10月6日付朝日新聞によると日本共産党志位和夫委員長は「『原水協と原水禁が協力を』『原発をなくそうという方向で協力できたら……』。共産党の志位和夫委員長は5日の日本記者クラブでの講演で、脱原発で旧社会党系の人たちとの歴史的な対立を乗り越え、連携する必要があると訴えた。」とのことです。よく言ってくれたともろ手を挙げて賛成します。http://youtu.be/6FeokxKKpLg
9月19日脱原発集会には主催者側の発表でおよそ6万人が集まり大成功し脱原発運動を大きく励ましました。この集会の成功の一つの要因は原水禁の主催の集会に、いわゆる「共産党系」の団体・個人が自主的に参加したことがあります。脱原発のためには原水協も原水禁もないという想いが生まれているのです。どのマスコミもこの点を指摘していませんせんでしたがここが潮目の変化のポイントだったのです。私は1970年前後に大学生活を送った学園紛争世代ですが、すでに医療崩壊に反対する運動では「民青」も「全共闘」もないと、過去の行きがかりを捨てた連携が生まれています。脱原発を実現するためにすべての潮流が過去の経過を保留し力を合わせる時です。
今回改悪反対の運動では06年1月「憲法改悪反対の一点で共闘を」日本共産党が社会民主党に会談申し入れを行っています。しかしその後の共同行動は部分的なものにとどまっていますが、憲法改悪をさせない力関係を作っています。今回の脱原発の運動ではぜひとも共産党・社民党の枠にとどまらない大きな共同闘争をつくりあげ、広島・長崎・福島を経験した日本で脱原発を実現したいと思います。世論調査をすれば8割9割の国民が脱原発を支持しています。それを政治的な力にするために署名や集会やデモに結集する必要があります。過去の分裂や対立の経過は保留し歴史的和解と共同を実現するときです。民主党政権に対する幻滅と失望が政治的な閉塞感を生み出しています。その閉塞感を克服の展望を示唆する志位発言です。
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