7月7日朝日新聞朝刊の記事を読んで本当に腹が立った。
「関電が管内の節電好調 最大で2割超達成」と見出しがついた記事だ。
「2日から始まった節電期間の第1週が6日、終わった。最も厳しい節電を求められた関西電力管内では、どの曜日もピーク時の最大電力需要が2010年夏を下回り、最大で約2割も減った。10年より最高気温が高い日でも今夏の需要が下回っており、節電意識が浸透してきた結果と言えそうだ。」と書いている。
わたしも昨年にもまして節電に努力してきたのでよかった思った。
しかし問題は記事の結びだ。
「来週は9日から大飯原発3号機がフル稼働の予定。代わりに燃料費が高い火力発電所を8基止めるが、それでも電気使用率は80%台。翌々週の需給見通しも原発なしで89%、ありなら85%程度になるという。」
私は目を疑った。関電はこんなシナリオを持っていたのか。
大飯原発の再稼働を巡って国論が二分されている。再稼働を認めた野田首相も、橋下大阪市長も「国民生活を守る」「計画停電を回避する」が理由であった。再稼働を支持する国民も電気が足りないから仕方がないがほとんどだろう。関電も先週6月29日に電力不足による計画停電のお知らせを郵送したばかりではないか。
原発が動けばコスト削減のため火力発電を停止するというのである。大飯再稼働は関電の利益が目的だった。これで電力不足は全くの嘘であることが明らかになった。
この事態をどう呼べば良いのだらうか。詐欺かペテンか。あまり腹がたって言葉が見つからない。こんなことを政府と大企業がするということを覚えておこう。
以下のことを要求する。
政府は原発以外の発電能力をフル稼働させるとともに節電の先頭に立ちなさい。
関電は再稼働の理由がなくなった大飯原発を直ちに停止しなさい。
計画停電計画を撤回しなさい。
野田首相と橋下大阪市長はこの経緯と火力発電所停止についてコメントしなさい。
この人は発電所が年中無休で動けるもんだと思っているのか・・・
返信削除人も設備も休養が必要なのに。まともな医師じゃなさそうですね。
管内の消費者に不便をさせておいて酷い話ですね。。。
返信削除インフラ独占企業なのですから数十年溜め込んできた利益はこういう時に使うべきだと思います。
また、ブログで誹謗中傷が行なわれるのは悲しいですね。
ある脱原発派ブロガーへの誹謗中傷書き込みとスパムメール業者のIPアドレスが一致した事例もあるようです。
これはネット代理店による工作があるかもということです。
あまり気になさらずに情報発信いただければ幸いです。
見えないものは妄想で補完するのは安易で堕落した思考。
返信削除見えないものは見えないと知り、見えないものをする努力は必要。
火力は毎日のように故障するのはご存知ですか?
返信削除つまり出力が安定しない。
ただしフル稼働まで数時間で済みます。
一方で、原子力はフル稼働まで数日掛かります。
ただし出力は安定しており、24時間一定した電力を供給できます。
だから震災以前から、原子力はベース電源、火力はピーク電源として使用されてきました。
つまり、原子力はずっと稼働させておいて、火力は需給が逼迫する時間に稼働するわけです。
単純に発電所の出力を足し算すればいい話ではない。
効率良く電源をベストミックスさせていくのが、正しい電力供給の在り方
今火力を24時間フル稼働させることは、本当の猛暑になったとき故障で動かなくなるリスクを高めるだけです。
関電は計8基(計384万キロワット)の火力発電所を停止する予定だという。
返信削除やはり、関西電力の電力不足キャンペーン=大飯原発再稼働必要論は詐欺だった。「騙された」橋下市長は釈明すべきですね。
http://blog.livedoor.jp/kisaragi2012/archives/10077652.html