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2012年3月13日火曜日

君が代斉唱不起立:口の動きのチェックだけでは不十分、音程もチェックしろ


4月1日の大阪府立 I 高校K市)の入学式では、君が代斉唱の際、口の動きだけではなく歌詞と音程が正しく歌われているかチェックし、正しく歌っていない職員を摘発した。

すでにI高校では3月2日に実施された卒業式で、君が代斉唱の際、学校側が教職員の起立だけでなく、実際に歌っているかどうかを口の動きでチェックした。結果は全員が起立していたが、3人について口が動いていないと断定し、該当者を処分した。

橋下大阪市長は卒業式の口元チェックに対し「起立斉唱の職務命令が出ているのだから、口元を見るのは当たり前で素晴らしいマネジメント」と述べた。しかし、その後市長に「一般市民」からメールで「口を動かしているだけで声を出していない教師や、わざと歌詞や音程を間違える教師がいる」との告発があった。そこで橋下市長は4月の入学式では一層の監視が必要との指示を出していた。

この指示をうけ、I高校では教職員全員にピンマイクを付け、歌声を録音するとともに、カラオケ用の音程判定ソフトで評価することにした。

入学式のあと記者団に調査結果を問われた中原徹I高校校長は口ごもりながら「今回、教職員全員は起立し斉唱した。しかし残念ながら歌詞を間違い、音程をひどく外した職員がいた。・・・・それは不肖中原だった。この事実を直ちに橋下市長に報告したところ、市長から『校長として不適格、直ちに辞表を書くべし』と指示された。『命令は絶対だ』これに従わざるを得ない」と首をうなだれて語った。そして最後に「こんどは市長にもピンマイクをつければいい」と言い残して去って行った。

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