橋下徹氏のツイッター中毒は続いている。6月18日付で朝日朝刊は、5月15日橋下市長と松井知事は森関経連会長(関電会長)と会談=宴会をおこない、原発再稼働容認が決まったと報道した。それに対して橋下市長は自身のツイッターで補足的弁明をしている。
以下、彼のツイッターの要旨だ。
もともとの会合の趣旨は「松井知事、僕と経済界のオープン意見交換」「様々な実務的課題」について
参加者は「関経連会長森氏、大阪商工会議所会頭佐藤氏、関西経済同友会代表幹事の大林氏、鳥居氏(当時は代表幹事就任予定)と、松井知事、僕。それぞれの事務局と一社大手製造業の社長。」
関経連会長森氏は関電の会長でもある。
会場は「お店」
既得権益と戦う維新も財界と「お店」で会合するんだ。保守の宴会政治の延長線上だ。
ところが
「当日お店へ着いたら、会場とは異なる別室で、森会長が電力について説明をさせて欲しいと言ってきました。当日急遽です。そのような予定は本来ありませんでした。」
オープンな意見交換のつもりで会合に行ったのに、突然電力問題が議題になった。そんなつもりはなかったと言いわけします。まるで食事だけだと言われて行ったら、隣の部屋に布団が引いてあったみたいな話だ。
しかし「断る理由もないので、森会長から電力需給のひっ迫性について説明を受けました。」
橋下氏も「その時は、政府の電力需給検証委員会の結果が既に出ており15%の不足が確定。これを補う具体案を出せるか色々考えていたところでした。」
「電力不足」の対案が出せずに悩んでいたとのことのようだ。橋下氏はこの夏の電力需給についてどのような最終結論を持っているのか開示するべきである。府市エネルギー戦略会議と異なる見解を持っているのではないか
「1時間ほど電力需給のひっ迫性について議論」「そして隣の部屋に移って会食。お酒も飲みましたが、初めから終わりまでほぼ電力問題についての議論」
そういうことは当初予定の「松井知事、僕と経済界のオープン意見交換」「様々な実務的課題」は全くしなかったということだ。実質、電力問題の議論のために集まったことになる。それは子供でもわかる。
「そして本当に電力が足りないのであれば、暫定的な安全判断であればその場しのぎで限定稼働と言うやり方もあるのではないかと提案しました。」
橋下市長から限定再稼働の提案をしたということだ。そんなにしたいならキスだけならいい、と言うみたいに。
「森会長は(限定再稼働)即座に否定」
関電会長は再稼働すれば再び止める気はないと言明した。再稼働したら秋に止めることなどありえないということだ。
この会合をうけて「限定再稼働」などありえないのをわかりながら、橋下市長は再稼働容認見解を表明した。財界と政治家はこんな風に密談し政治の方向を決めている。松本清張の小説を読むみたいに面白いが、腹立たしい。
この宴会の金はどこから出ているのか。税金なのか、それとも財界持ちなのか。明らかにしてほしい。橋下市長はお得意の職員アンケート調査で、取引業者と飲み食いをしたことがあるかどうかを調べたらどうか。その時は当然、市長も正直に市と利害関係のある財界と宴席をもったとこたえなければならない。
この宴会の金はどこから出ているのか。税金なのか、それとも財界持ちなのか。明らかにしてほしい。橋下市長はお得意の職員アンケート調査で、取引業者と飲み食いをしたことがあるかどうかを調べたらどうか。その時は当然、市長も正直に市と利害関係のある財界と宴席をもったとこたえなければならない。
既得権益と戦い、今権力を持っているものから市民にそれを取り返すなどと橋下市長に二度と言わせてはならない。橋下はこれまでの保守政治家と全く変わらない財界のポチであることが明白になった。
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