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2011年12月10日土曜日

国境なき医師団 TPPで途上国向けの安価な医薬品の供給が脅かされると訴える

国境なき医師団は
TPP:知的財産権保護でジェネリック薬の供給が脅かされる恐れ――TPPが途上国向け医薬品の供給に及ぼす影響について、MSFは日本政府に考慮を要請」(20111107日掲載)と題する文章をHP上に掲載している。http://www.msf.or.jp/news/2011/11/5363.php

「日本政府が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関する協議参加への検討を進めている中、国境なき医師団(MSF)TPPに盛り込まれた知的財産権の保護に関する条項によって途上国向けの安価な医薬品の供給が脅かされると訴える。」
「市場競争を抑制する政策は、安価な医薬品で数百万人の人びとの命を救おうとする取り組みをも阻むものです。途上国における安価な医薬品へのアクセスの促進は、日本の貿易政策の要であるべきです」

TPPは単なる自由貿易協定ではなく、すべての非関税障壁撤廃という名目で知的財産権保護の強化を組み込みこんでいる。医薬品の分野では安価なジェネリック医薬品の販売を規制する。そうなれば安価な医薬品へのアクセスが困難になる。途上国への医療支援で活躍する国境なき医師団が危惧を表明するのは当然である。

TPPは農業だけではなく医療にも大きく影響を与える。米豪FTAにおいてオーストラリアが米国より公的医療保険による薬価負担制度の見直しを要求された。米韓FTAでも薬価の見直し機関が韓国に設置された。TPPにおいても、アメリカは交渉参加国の公的医療保険制度の見直し医療の自由化=営利化を強く求めている。

15%以上の無保険者を抱えるアメリカの医療制度は最悪である。その制度のもとうまい汁を吸うアメリカの医薬産業の荒稼ぎの場を環太平洋につくらせてはならない。


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