Translate

2010年12月2日木曜日

あの時、何をしたの

「あの時、おじいさんは何をしたの」大学の冬休みで久しぶりに帰郷した孫のさくら子は私に聞いた。「あの時って」「20年前の2011年の冬のことだよ」東アジアに戦争の危機が間近に迫った時に、私は何をしたかと聞くのである。あの時愚かな指導者が他国を攻撃し、別の国の狡猾な指導者が何倍もの報復をすると宣言し軍事力を誇示していた。両者ともお互いの武器の先に一般民衆がいることを全く気にかけていなかった。このまま黙って手を拱いていれば戦争になるそんな局面であった。
20年後の2031年の1月に子供や孫の世代が、ひょっとすると私も含めてが、どんな正月を迎えているのか。私たちの住む東アジアの自然や人々の生活がどんなものになっているか。それを決めるのが今の瞬間だと思う。まさか戦争にはならないなんて思っていると手遅れになってしまう。他国の非道を非難し自衛戦争を叫ぶ声に抗えず押しつぶされてしまう。20世紀の戦争の歴史の中で学んだことは戦争の悲惨を再現しない、国際紛争を戦争で解決しないということである。今こそいかなる理由があっても戦争は絶対に駄目だとはっきり声を上げる時だ。
 「あの時、おじいさんはね・・・・」と、誇りをもって語れるようになりたい。
にほんブログ村 政治ブログ 平和へ
にほんブログ村

1 件のコメント:

  1. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

    返信削除