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2010年12月16日木曜日

今度こそ戦争を阻止しよう

 新聞によると韓国軍が18日にも大延坪島近海で射撃訓練実施するそうだ。それに対して北朝鮮がどの様に反応するか大いに危惧される。戦争の危機が依然続いていると言わざるをえない。


 北の全面戦争の危険もはらんだ冒険主義的軍事行動に対して、韓国の度重なる軍事演習は抑止よりも挑発の性格が強い。軍事力では圧倒的な差があり全面戦争になれば大人と赤子の戦いになることは周知の事事である。わざわざこの局面で演習をする必要などない。とくに軍事境界線の近くで演習をする必要はない。あえてそれをするのは挑発の意図が見える。いかなる大義名分があろうとも、砲弾の先には一般民衆がいる。どの国であれ民衆の血を流す企てを許してはならない。


 19世紀から20世紀にかけて多くの一般民衆の血が流された。その結果ようやく戦争放棄をうたった日本国憲法を獲得した。20世紀後半のベトナム戦争では戦争の惨禍を見て戦争反対の大運動が起こった。21世紀初頭のイラク戦争では開戦前より反対運動がおこった。しかしイラク戦争は起こされた。そして今回の東アジアの戦争の危機である。今度こそ戦争を阻止したい。開戦前に阻止したい。

 朝鮮半島、東アジアでの戦争を阻止したいとの願いは万人のものである。いまこそ戦争反対の意思を個人、団体が表明する時である。声を上げる時である。戦争反対の東アジア統一行動の実現を望む。


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