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2011年9月15日木曜日

野田首相から「公」につくす覚悟をもてと言われたくない


野田首相は施政方針演説で「私たちが、決して、忘れてはならないもの」として、住民のいのちを守るために奮闘され結果的には自らのいのちを失った南三陸町の防災職員の事例に言及している。「彼女たちが身をもって示した、危機の中で『公』に尽くす覚悟。」の中に「日本人として生きていく『誇り』と明日への『希望』が、ここに見出せる」と述べた。原発事故収集に奮闘する作業員に対しても同様に述べた。

国の指導者から「危機の中で『公』に尽くす覚悟」を強調されるのは非常に不愉快である。個々の人間が、自分の家族や知人や地域を守るために自らのいのちを顧みず奮闘することは素晴らしいことだと思う。しかし国の指導者が口にする「公」は家族や知人や地域と同じであろうか。わざわざなぜ「公」がここで出てくるのか。安全な高みから指導者が「民」対し「公」に尽くせというのは、滅私奉公の焼き直しだ。
 
13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。(日本国憲法)

「民」に奉仕する指導者こそ国民の幸福を追求する権利に守り抜く立場を表明しなければならない。

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