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2011年6月15日水曜日

チェルノブイリ事故の健康影響

福島の原発事故をかかえる我々はチェルノブイリ事故の実相を知りたいと思う。現在多く流布されている見解はWHOやドイツ連邦共和国放射線防護委員会の報告である。要旨は急性放射線障害で28名の作業従事者が死亡したが、小児の甲状腺癌をのぞいて有意の癌その他の疾患の増加は認めれられないというものである。(国立がんセンターhttp://www.ncc.go.jp/jp/)

しかし、福島事故直後にだされた反核医師の会ドイツ支部の報告は全く違うものである。(http://www.nuclearfreeplanet.org/articles/ippnw-health-effects-of-chernobyl-25-years-after-the-reactor-catastrophe.html)(http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/05/ipnnw-health-effects-of-chernoby.html)

1、低低線量被曝のしきい値仮説は完全に否定されている
2,癌だけではなく癌以外の疾患も増加している
3,原発事故処理作業従事者の90%以上は病気になった。少なくとも74万人が重病になった。 早老化現象がみられる。そして、平均より多くの人が様々な癌、白血病、身体的、神経ー精神の病気にかかりました。白内障が多い。長い潜伏期間があるため、癌の顕著な増加は、これから起こる。
4,遺伝子異常と奇形は直接影響を受けた3つの国で上昇しただけではなく、多くの欧州諸国でもかなり上昇しました。IAEAさえチェルノブイリー事故のために10万から20万の流産が西ヨーロッパであったとしています。
5,胎児の性別の偏位がありました。 1986年以降女性の出生が少なくなった。
6,ベラルーシだけで、大災害以来1万2000人以上が甲状腺癌を発症しています。、ベラルーシとウクライナで、1986年と2056年の間の発生する甲状腺癌は9万2627件と推計されている。
7、チェルノブイリ事故の後に、1976年から2006年の間、スウェーデン、フィンランド、およびノルウェーの乳児死亡率は15.8パーセント増加した。
8、ドイツでは、チェルノブイリ事故の後の9カ月の新生児ののトリゾミー21のかなりの増加が起こっている。
9、ウクライナの3歳未満の子供の脳腫瘍が増加している。南部ドイツのより多く汚染された地区では、小児の非常にまれなタイプの腫瘍(いわゆる神経芽腫)の有意に増加している。
10、ウクライナのチェルノブイリ省によって発行された報告論文は、内分泌腺のシステム(1987年から1992年までの25倍)、神経系(6倍)、循環系(44倍)、消化器官(60倍)、皮膚・皮下の組織(50倍より高い)、筋肉・骨格組織・精神(53倍の)の病気の増加を指摘している。
11,1987年から1996年の間に、避難民の中の健康な人々の数は59%から18%までまで低下している。 そして、高いレベルの放射にさらされた親から生まれた直接被曝していない子供の中の、健康な小児の割合が1987年に81%から1996年30%に低下している。
12,1型糖尿病(インスリン依存性糖尿病)が子供と若者の中で急上昇した。

まず事実に謙虚にならなければならない。

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