1月30日兵庫県尼崎市の尼崎生協病院で民医連近畿地方協議会による水俣病検診がおこなわれた。チッソ水俣工場の排水に汚染された魚介類を日常的に摂取した摂取した疫学条件を持ち現在近畿圏で生活する方を対象に健診は行われた。今回は22名が受診し、すべての方に水俣病に合致する感覚障害が認められ、そのうち3名は求心性視野狭窄も合併していた。
民医連近畿地協は2006年以降今回の健診を含め7次に及ぶ健診をおこない約180 名の診察を行い8割の方を水俣病と診断している。診断は原田の水俣病共通診断書(http://www3.kumagaku.ac.jp/minamata/shindansho/shindansyo.html)で行われている。
民医連近畿地協は2006年以降今回の健診を含め7次に及ぶ健診をおこない約180 名の診察を行い8割の方を水俣病と診断している。診断は原田の水俣病共通診断書(http://www3.kumagaku.ac.jp/minamata/shindansho/shindansyo.html)で行われている。
受診者の多くは、感覚障害のため怪我や火傷をしてもすぐには気がつかない、持っているものをおとす、細かい作業ができない、頻回にこむら返りを起こすなどの症状で困っている。
水俣病公式確認から52年が経過した今も診断も付けられず、ましてや何らの救済も受けていない方が県外にも多くいることが明らかになっている。当該企業と国と県の責任で一刻も早い救済が求められる。
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