Translate

2009年10月25日日曜日

医療従事者用新型インフルエンザワクチンが来ない

「先生はもう新型インフルエンザワクチンをうたれたのでしょう」と患者さんに言われました。
「いやー、ワクチンが来ないのです。私もいつうてるかわかりません」
昨日の診察室の会話です。

新型インフルエンザのワクチンは19日には来るには来たのですが、6人分しか来ませんでした。
当クリニックには医師が6人、看護師が15人働いています。
これでは足りません。
事前の医師会から調査で必要本数を申請していたのですが6人分しか来ませんでした。
医師会は診療所の平均は6人だから、一律6人分配分したとのことです。
何のために事前調査をしたのでしょう。
当院ではまず6人分を一番リスクの高い小児科の医師と看護婦に接種しました。
残りの医師看護婦のワクチン接種のめどは立っていません。

当クリニックが所属する法人の透析クリニックでも6人分しか提供されませんでした。
これではリスクの高い透析患者に身近で接触するスタッフが感染して患者を感染させる可能性が残ります。

次のワクチン配分は11月中旬のハイリスク患者と妊婦対象のものになるようです。
これも必要本数の見込みを医師会に報告しましたが、一律何人分供給と今回と同じようになるのではないかと心配しています。
そうなれば混乱が起こることは必至です。

これまで経験したことのない事態ですから不十分のことが起こることは十分に理解できます。
しかし不十分点は早く是正されるべきです。
医療機関へのワクチン供給は診療実態に見合ったものに是正されることを要望します。

0 件のコメント:

コメントを投稿