今日の医局の朝礼でもまたまた麻生発言でもちきりだった。「麻生首相大丈夫なんでしょうか」「あんなこと糖尿病外来にきて患者さんの前で言ってみたらいい。きっと大騒ぎになる。」「どうせ今日中に発言を撤回するよ。」「言っていいこととそうでないことを判断できないのは、前頭葉機能が低下し『抑制』が低下しているのではないか」等々。
問題の発言は、麻生首相が経済財政諮問会議で発言したと報道された。「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)をなんで私が払うんだ」である。そして麻生首相はたちまち今日、「病の床にいる人の気分を害したなら、おわびする」と陳謝した。たちまち陳謝するのなら、はじめから言わなければいい。
麻生首相の発言は疾病自己責任論の究極である。その当否をここで論評しない。私が気になるのは、たちまち陳謝しなければならないような発言を一国の首相が繰り返すことである。組織のトップであれば、自分がそう思っても、自分がそれを口に出せばどんな反応があるか考えながら発言するのは当然である。それができないのは国のリーダーとしては、重大な欠陥である。麻生首相のお得意の英会話で外国の首脳にどんなことを言っているのか非常に心配である。
首相は自分が非常に健康であると自任しているようであるが、私は非常に心配である。彼は自分の言動をコントロールする前頭葉の抑制機能が低下しているのではないだろうか。一般人相手なら公の場でこんなことを口にすることはない。しかし、国民の今と将来の生活を左右する首相に地位にある方だからあえて言いたい。ぜひ脳ドック健診を受けていただきたい。MRIや脳血流シンチと、仮名広いテストなど前頭葉機能検査をうけて前頭葉機能をはじめ高次脳機能には問題がないことを確かめて、その結果を国民に明らかにしてほしい。病気が見つかればぜひ遠慮せずに保険を使って治療してほしい。早期発見早期治療が医療費節約の道である。麻生首相よろしく。
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