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2009年10月17日土曜日

志位委員長とビジネスクラス

 1月19日テレビ東京系で放送されたカンブリア宮殿を見ました。
共産党の志位委員長が出演して共産党の考えを端的に説明され興味深かったです。
志位氏は、マルクスが『資本論』で、資本は社会によって強制されなければ労働者の健康も寿命も何ら顧慮せず、無制限の利潤追求に走ることを指摘していると紹介し、日本共産党はルールある経済社会をめざすとの表明に共感を覚えました。


その中で、飛行機はどんな席に乗るかと質問された志位氏は躊躇せず「ビジネスです。」と応えました。
それを聞いて、「そうか志位さんはビジネスに乗るのか」と妙に感心してしまいました。
少し考えれば警備上もまた搭乗中も仕事を続けるためにはエコノミーでは無理なことはわかります。
画一的な社会ではなく多様性を認める社会をめざす立場からは座席の選択枝があるのは当然でしょう。


ただ私はエコノミーとビジネスがあまりにも料金・環境が違うことが気になります。
ヨーロッパ往復で正規の割引運賃で5万7000円と47万9000円で実に8.4倍です。
これは新幹線の東京大阪片道でグリーンと普通指定が1万9190円と1万4050円の1.37倍とくらべても桁違いに高いです。
この料金の格差は、自費で飛行機を利用する一般市民はマイレージでも貯まらなければビジネスを選択することはほとんどありません。


その一方で周知のようにビジネスとエコノミーでは環境が極端に違います。
エコノミーの環境が悪すぎのです。それはエコノミー症候群の病因になるほどです。
3人がけの窓側に座ろうものなら12時間以上トイレにも行かずに座りぱっなしの時もあります。
現状のエコノミーは「健康で文化的環境」とはほど遠いもので基本的人権を侵害するものです。 エコノミーの環境の悪さは日本の航空会社だけではなく世界共通のものです。誰がどんな基準で座席幅を決めているのかも情報開示されるべきです。


飛行機で移動することは特別のことではなく一般市民の基本的権利です。
私は「ルールある経済社会」を実現する一環として、「ルールある飛行機座席」を実現したいと思います。
エコノミーがせめて新幹線並みの環境になり、ビジネスが庶民も必要に応じて選択できる料金になることを要望します。


志位氏も「ルールある飛行機座席」実現にむけ助力されることを期待します。

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